今CMソングで脚光を浴びている日本のシンガーソングライター藤井風(ふじいかぜ)さん。
5月に配信された藤井風さんの楽曲『きらり』が好調に記録を伸ばし、ファンからは「歌詞の意味が深い」「心が躍りだす曲」「天才!」など、老若男女問わず広い世代から注目を集めています。
今回はそんな魅力たっぷりの『きらり』の制作の裏側や、歌詞の意味、考察など、魅力に迫っていきます。
藤井風『きらり』制作への挑戦
Prod by @YAFFL3
Guitar @bunta_o_jp
Mix @mkmix4 pic.twitter.com/GDh8bBiUNE— 藤井 風 (@FujiiKaze) May 2, 2021
◆作詞・作曲:藤井風
◆編曲・アレンジ:Yaffle
◆ギター:Bunta Otsuki
◆MIX:小森雅仁
Honda「VEZEL」のCMソングとして4月21日より全国放映。
5月3日に配信スタートし、Billboard JAPANチャートのストリーミング累計再生回数はなんと1億回を突破。
YouTubeのMV再生数は好調に伸び続け、4ヶ月で2700万回数超えと勢いがすごい。
藤井風さんは、今回の『きらり』MV制作にあたり4つの初挑戦をされています。
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- ●バイク
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- ●ダンス
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- ●本格CG
- ●裏声
バイクはなんと、免許を取得するところからスタートされています。
教習所に通うところから始め、約7ヶ月で二輪免許の取得をされています。
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出典:https://www.instagram.com/p/CPnr1evF_s5/?utm_source=ig_web_copy_link
実際出来上がったMVを見てみると、爽快にバイクに乗っています。
でも、あれ??車輪が一切動いていない?のが少し謎で面白いですね。
そしてあのかっこいいバイクの車種はというとHondaのCB400SS。
バイク好きにも文句を言われないぐらいのものをゼロから作られたそうです。
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そしてダンス。
ノルウェーのTHE QUICK STYLEさんが、藤井風さんの今までの曲をかなり研究されて作られた振り付けされていて、かなりかっこいいダンスになっています。
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MVでオタク役で登場するプロダンサー普吾さんにダンスの基礎から楽しく指導されたみたいで、その様子がこちらです。
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藤井風はMVの監督はSpikey Johnさん。
藤井風さんと同じ岡山県出身の同郷同世代であり、大物ヒップホップアーティストのMVも手掛け脚光を浴びる映像監督です。
色んな立場の人が出てくるコンセプトで、立場が違えどみんな一緒で最後は解放されて仲良くなる。
という、2ndシングル『もうええわ』から続いた一貫したコンセプトに藤井風もとても気に入っていて、Spikey Johnさんは天才と絶賛している。
藤井風『きらり』の歌詞の意味と考察
冒頭の歌詞
二人は一人きり さらり
明け行く夕日の中を
今夜も昼下がり さらり
二人なのに一人?
明けゆくのに夕日?
今夜なのに昼下がり?
なんか全てが矛盾していて、よくわかりませんよね。
私の考察では、世の中にはどれも対極のものがあるという相対性理論を言っており、どちらの存在も否定せず公平に平和に行こうよ。
という意味なのかなと思いました。
藤井風さんはこの部分に関してこのように発言されています。
最初に「明けゆく夕日の中を」が浮かび、矛盾してたから全部矛盾で繋げてみた
一番遊び心が溢れるところ
一つの時間帯にとらわれて欲しくない
一日中聞いてもしっくりくるように、色んな時間帯や季節感を入れてみた。
遊び心を忘れない音楽への情熱や、メッセージが込められていますね。
私は『きらり』の曲でこの歌詞が一番好きです。
藤井風さんも、この言葉をこの曲に入れたいと、一番意識されたようです。
マネージャーさんとの関係の中で生まれた言葉のようで、みんなに聞いてほしいところと語っています。
葛藤やイライラすることがあっても、全ての行動は愛であってちょうだい。と、藤井風さんの優しさや愛が溢れている部分ですよね。
藤井風さんは曲作りについてこのように語られています。
最初英語で浮かんだ曲を日本語にしているから響きが重要な曲。
でも歌詞にも意味を持たせれる曲にした。
歌詞を先に書いたことはないです。
メロディーに呼ばれる言葉を探す。
藤井風さんの曲は、メロディーも歌詞の意味も自ら楽しみこだわって作られているから、聴く私たちも自然と聴き入ってしまう曲になっているのかもしれませんね。
藤井風『きらり』に似ている歌
『きらり』には似ている歌があると、何曲か浮上しています。
・トトロの風の通り道
調べているとこの意見がとても多く、藤井風さんご本人はファンからの質問にこう答えています。
わしもそう思います。
似とる思うから、レコーディングの時にメロディー変えましょうか?と提案した
と、『きらり』MVアフタートークで語っていました。
プロデューサーからは「大丈夫。別に意識してるわけじゃないし、アレンジも曲の方向性も違う」ということで、そのままになったそうです。
・LIFE feat.bird (Retune) · MONDO GROSSO
プロデューサーはトトロよりこちらの曲に似ていると言っていたようです。
確かに「あふれ出す思い出は〜♪」の部分が似てますよね。
・Justin Timberlake 『Can’t stop the feeling』
私個人的にはこの曲が一番似ている歌だと思います。
コード進行とかではなく、曲の雰囲気やMVのコンセプトがとても似ています。
藤井風さん本人も、この曲が出来上がった時「Justin Timberlakeっぽい」と思われたみたいで、そこから初の裏声に挑戦をされたとも話していました。
でも藤井風さんが『きらり』の曲のインスピレーションを受けた曲は、意外にもt.A.T.u.「Not Gonna Get Us」だったそうです。
プロデューサーにはそのことを全く伝えないまま曲を渡し、出来上がりはすごくポップな仕上がりになっていて藤井風さんはとても気に入ったと語られていました。
まとめ
『きらり』は藤井風さんこだわりのオリジナル楽曲で、沢山のプロフェッショナルの情熱が更に加わって生まれた最高の楽曲ということがわかりましたね。
今後ますます日本の音楽シーンに新たな旋風を巻き起こしてくれそうな藤井風さん。
日本だけに留まらず、世界にも期待が高まる日本音楽界のホープとしても今後のご活躍が楽しみですね。
気になられた方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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